1.
 たまには、ツクールの話をしよう。。

 と言っても、まだツクールすら手に入れていない、小学校時代に考えていたRPGの話だ。

 ・・・・・・・・・

 この時点で落ちが読めた人は、いったんUKに関するすべての記憶を催眠術などにより消し去ってからご閲覧下さい。

2.
 小学校の2・3年だったろうか・・・転校する前ぐらいに考えていたような気がしたが、そのRPGのタイトルは、

 「真・グローラーランド」

 とりあえず、「真」が付く前、すなわち前作である筈の「グローラーランド」がどこに行ったのか物凄く気になって夜も眠れないが、ともかくこのようなタイトルが、たまたま発掘されたノートにあった。

 そもそも最大の疑問、「グローラー」とは何だ。「ランド」は分かる。landだ。陸だ。つまりは「グローラー」なランドにおける冒険譚であろうことは明確だ。 「グローラー」・・・landが英語であるから、英語だと仮定する。すると、その発音に近い単語と言うと、

 grow:成長する

 成長・・・つまりは血管とかいっぱい出てる胎児みたいな、それでいてやたらとデカい生命体が地下奥深くに眠っていて、そいつが成長し続けていることに多分王立研究所の学者だかだれかが気付くけど、逆にその生命体を利用しようとする秘密結社あたりがそいつを始末し、で、そのカタキをとるために学者の友人である一介の剣士が旅に出るのであった。サブタイは「冥界の胎動」みたいな。

 glow:白熱して輝く

 輝く・・・つまりは世界を巡るエネルギー、それを「マナ」とか「ソウルライン」とかそれっぽく呼んどいて、それらを中心となって制御しているものが光り輝く石、「グローラーストーン」。けれどもその石の輝きが何か帝国が魔法を使いすぎたとかその辺の理由で弱まり、とりあえず魔物が暴れ始めた。そこで弱まった石の力を取り戻す手段を探しに主人公と石の巫女とかが、石の精あたりの声を聞いて旅立ったのであった。巫女属性パワーで大ヒット。

 glory:栄光

 栄光・・・かつて、魔王を倒した八人の勇者がいたことになってて、そいつらは「栄光の騎士団」とか呼ばれていた。しかし数百年の歳月が強制的に流され、魔王伝説もお伽話に奉られていたころ、その勇者の末裔の一人が、封印されていた栄光の勇者の力を、多分真の黒幕がこの時点ですでにいて、それのせいで取り戻す。で、案の定その力で国家をのっとたり世界を制覇しようとするけど、それを防ぐために別の勇者の末裔が立ち上がり、他の連中でもいいのに残り六人の末裔たちを集める旅に出たのであった。集め系は基本ワザだし。

 growler:唸る(うなる)者

 唸る者・・・かつてこの大陸には大戦があった。名前が「神魔大戦」とか付いてるとベター。で、その大戦で勝った官軍の立役者となった男がいた。一人で何ができるんだと言う疑問を置いてけぼりにして、その男は圧倒的な戦闘力と、勝利の時に上げた唸り声から、グロウラー・・・唸る者と呼ばれ恐れられていた。

 大戦が終わり、その男は放浪の旅に出た。基本的にこんなカリスマ性のある奴を上の連中が表舞台に出す訳が無いし。で、ある日、少女が何者かに追われていた。多分古代魔法の力あたりが備わってたのだろうと、展開的に判断できる。で、多分追ってる連中はタチの悪い地下組織で関わり合いになると厄介なのだが、その男は助けないわけにはいかなかった。何故なら―― その少女は、男の死んだ妹に生き写しであったのだ。

3.
 ・・・もちろん、このタイトルに当時のオレが深いモノを仕込んでるワケもなく、ただ言葉の響きあたりのみでタイトルを付けたであろうことはオレでなくても容易に予想がつく。

 ちなみにこのRPG、ヒーローもどきは全く関係していない。アレはもうちょっと別の、オレ漫画のオレキャラと言うとっても痛い立場であった筈だ。むしろヒーローもどきがいる世界とは全く別の平行世界(ルナドン風)が、その当時の俺の脳内に展開されまくっていたワケだが、それについては後で詳しく語ることにして、いや、できれば語りたくないけど、それはともかく。

 で、このRPGの真のストーリー展開はどうだったかと言うと・・・

 

 白紙。

 いや・・・、その後に何の記述も無かったと言うか。ってかこのころにちゃんとしたストーリーをツクってるのならいまごろオレはツクール作品を三つは完成させて発表してますって。わっはっはっは。・・・・・・・・・

4.
 これで、一つぐらいはRPGを真面目に作っていて、今の時点で半分は出来てるんだったら笑って済ますことができるんだが、なにせ現在の開発率は実質0%だからね。・・・・・・。

 笑えねぇよ。

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