1.
 文化祭が近い。クラスの展示物をわざわざ「パビリオン」と言い換えていたり、要するに企画委員会なのにわざわざ外部からは意味不明な略称で呼んでいたり、しかもそれが英語名の頭文字の略ならまだ許せるがなぜか日本語正式名称のローマ字の頭文字を略している。ローマ字である。多分委員会の意味の「Committee」なる単語がすぐには思いつかず覚えにくいからだと思う。にしてもローマ字。無理せず漢字でいこうや、と思ってしまう自分が野暮なのだろう。きっとそうだ。

 ともかくそのようにツッコミ所満載の学園祭だが、一般公開されていてしかも結構人が来るから準備も気合が入ってたりする。今日は学校へ言って俺もともかく準備を手伝った。

 準備は、先の「パビリオン」であった。そのコンセプトは「教室を異世界にする」とかなんとか非常に分かりやすいが逆に分かりやす過ぎてツッコマずにはいられないと言う王道を突っ走るものである。それも、上の方(むしろローマ字略称の委員会)から渡された、パビリオンの企画においての注意書きには「火気・劇物・毒薬は使用しない」とかなんとか。過去においてそこまで危険なパビリオンを企画したクラスがあったのだろうか。あと10年ちょっと早く生まれていたら。惜しい。

 ウチのクラスのパビリオン(この呼称にも慣れてしまった。恐ろしいことだ)は、とりあえずエジプトだった。ツッコミや問い合わせは受けつける勇気が出ない。で、今日やった作業は、新聞紙に糊を付けて二枚重ねにしたものを200組作る、と言うものだった。何に使うのかの説明を、ウチのクラスで例のローマ字委員会と連絡をとってクラスパビリオンを進める係の人(この係にも略称が付いている。しかもこちらはなぜかちゃんとした英語の略称である)に、問い合わせはしたが流された。否、彼はこう言いたかったのかも知れない。このような一見意味不明無駄に思える作業も、長い目で見れば将来的に役立つから心配するな、と。20年後ぐらいにはきっと役立っているはずである。学園祭終わってるじゃん。

 とにかく、新聞紙に糊を塗る作業は上手くなった。任せろ。

2.
 この学園祭、文化部の出し物も、勿論楽しみのひとつである。特に文学部がこの時に毎年必ず出す同人誌。アレが目玉のような感じだ。と言っても俺自身は去年は買いそびれていたりする。何だ、なぜか勇気が出なくてな。

 でも、本自体は見ている。入学式で集まった時に教室で配られたのだ。入学と同時に同人誌が配られる高校。あー、こういう言いかたをするとアレなのだが、ほら、「同人」とは本来「志を同じくする者」のことであり、つまりは目標に向かって共に進む、かけがえの無い仲間なのだ。文学史に名を残すホトトギスだってアララギだって同人雑誌じゃないですか。なあ。ちなみに同人は「どうにん」とも読むそうだ。

 とりあえず今年は買おう。決してこの雑記でネタにしたいがためでは無く、道を進む者達の努力と技術の結晶を純粋に鑑賞したいがためである。と言うか実際レベル高いようわーん。・・・なぜ泣きますか。

3.
 にしても、どうしてウチの高校には「漫画研究部」あたりが存在しないのだろうか。マニアックな連中が集まる学校なんだからきっとやたらレベルが高かったり漫画史や美術史の研究をして表現を研鑚したリいろいろ楽しそうなのだけれど。ちくしょうその同人誌が読みたいぜ。・・・なぜ架空の部の同人誌を読みたがったりしますか。

4.
 とにかく学園祭についてのネタはこのあとも逐次扱っていきたいと思う。なにしろ祭りの最後のファイy・・・ゴフゴフ。 あー、お楽しみにネッほし。

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