1.
 今日は調理実習があった。

 調理中、先生が、俺のエプロンは虚無僧みたいだ、とおっしゃった。何故に虚無僧。まったく言われる理由が見つからなかった。いや、一つだけ心当たりがあるとすれば、俺の作成したエプロンの布の柄が豹柄だったことぐらいか。それは心当たりになりえるんかい、と言う疑問点は置いておこう。この際。

 そういったことはどうでもいいのだ。問題は、せっかくの調理実習と言うイベントなのに、何の差し障りも無く料理が進んで、ネタに成るようなことがまったく起こらなかった点である。

 こんないい機会なんだから、塩と砂糖を間違えればよかったかな、と少し後悔する。基本技とは言え実際にやらかしてしまうのはかなり得点が高い。

 同じ班の人はいい迷惑ですよ。>UKさん。

 隣の班のメニューで、ハンバーグなのに味噌汁を付けていたのが印象的だった。

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